注文住宅を建てる際に考慮しておくべき点について

注文住宅を購入するには、大きな出費が必要です。そのため、一般家庭では住宅ローンを組んで注文住宅を建てるのが一般的です。このローンは、最大35年にわたって返済していくものであり、利率も大きくなっています。つまり、返済が終わるまでには、元本よりも多くのお金を返済することになります。

そこで、ローンを組む際には、確実に返済していけるように計画を立てておくべきです。ローンを組む際には、銀行の厳しい審査を通らなければなりません。この時に審査されるのは、職業や勤続年数、他社借入状況、保有資産、年収など、多岐にわたっています。ここで審査に通れば、銀行が提示した限度で注文住宅の費用に充てることが可能です。

ただし、ここで注意が必要なのは、銀行が提示した枠をそのまま使用するのではなく、必要な範囲にとどめるべきであるという点です。銀行は、独自の基準で審査して、ローンの枠を決めていますが、その審査に用いている情報はあくまで審査時点でのものです。後々年収が下落した場合や、解雇されて無収入になってしまった場合のことは考慮していません。すると、将来的に支払いができるのかどうかという点については、ローンを組んでお金を借りる側が管理しなければなりません。

そして、確実に返していけるように、将来に負担がないような額にとどめておくのが、賢い住宅ローンの組み方です。一般に年収の5倍までが目安と言われていますが、負担は少なければ少ないに越したことがありません。したがって、この点をよく考えて、住宅ローンを組むようにすべきです。